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三業地が華やかだった頃の面影を残す、情緒と風情漂う江戸前の名店………「鮨勝」(東京・大塚)

大塚の三業地を入って、小さな路地裏にあるお鮨屋さん。三業地とは、三業(料亭、芸者置屋、待合の三つ)の営業を持った地帯、街のことをいいます。昭和初期、大塚は都内でも屈指の三業地としてかなりの賑わいをみせていました。東京の数々の三業地がなくなる中、今でも大塚には三業地の名残を思わせる小粋な料亭や小料理屋があります。なお、三業には、性風俗業は入いらないそうです。
何度も伺っている「鮨勝」ですが、この日はじめてちらしを頂きました。これがまた美味しいの何の。車海老が入る1800円のものを注文。具は超特大・車海老をはじめ、まぐろ4枚、白いか2枚、たこ2枚、穴子、こはだ、酢ばす、きぬさや、玉子焼き4枚、おぼろ、椎茸が入っています。これに、とり貝、芝海老の玉子焼きの握りと干瓢巻きを追加。外はジメジメとした梅雨の暑さ、冷たいビールを頂きました。写真を見て頂ければわかると思いますが、ちらしには、まぐろが4枚、それも築地で一番といわれるまぐろ専門の中卸『石宮』のもの。車海老は、出前用、握り用、ちらし用の別はなく、全て同じ型のものが使われています。これが立派なもので「三ます」の1.5倍くらいの大きさがあります。この車海老を食べるだけでも価値があります。これで儲けがでるのでしょうか?頂く方の私たちにとっては嬉しい限りです。そのほかにも、煮蛸、穴子、こはだ、おぼろなど一仕事されたネタが盛り付けられています。そして、摩り下ろした本山葵を乗せたちらしはまさに宝石のような輝きをしています。
追加で頂いた、握りの、とり貝は愛知県三河湾のもので、4月に来たときはまだ、身が小ぶりでしたのでパスしましたが、今回はまずまず良質のものが入荷していたので食しました。これが香り高く、プックラした身で口に入れると旨みが広がり至福のときです。そして、芝海老の玉子焼き。私は、出汁巻き玉子派なんですが、ここの芝海老の玉子焼きは別格。いつ食べても美味しい。今まで食べた中では東京一ですね。しかし芝海老の玉子焼きはお決まりには入らないので、お好みで頂くしかないのです。大塚周辺には、「鮨勝」のほか「高勢」、「鮨金」、「高はし」等当ブログで取り上げた名店がありますが、私はついつい「鮨勝」に足を運んでしまいます。軒先は整然とされ、店内は魚臭さが無いところが通常の街の鮨屋とは一線を画しているように思います。昭和の香りがする本当におすすめの店です。※最後の写真から1枚手前は雑誌「食楽」(徳間書店)2008年1月号より。(1人 3940)

「鮨勝」データ
豊島区南大塚1-53-3
電話 03-3941-4639
営業時間 11:30~21:30(通し営業)
定休日 日曜日・祝日


私が書いている、お寿司関係の3つのブログです。ぜひ、ご覧になってください。
東京のお寿司屋さん http://blogs.yahoo.co.jp/nishi241958/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=1(ブログは完全閉鎖されましたがこちらから過去ログを読むことができます)
日本のお寿司屋さん http://blogs.yahoo.co.jp/nishi24nishi1958
鮨 「三ます」日記 http://blogs.yahoo.co.jp/diana_diana1958